大阪・平野・八尾でスクールを展開するKing サッカースクール

成長を感じた4つのこと

今日は自粛明け、最初の試合(小学生)をした時に感じたことを書いてみます。

 

①選手の体格(特に身長と体重)が良くなっていることを再確認。

②ボールを遠くに蹴ることができるようになっている。

③状況の変化に気づくことが少なかった。

④相手ゴール前で自分のタイミングでシュートが打てる選手がでてきた。

この4つのことについて詳しく説明します。

まず①のことについて
身体的に成長することは非常に重要だと思います。体重が軽くて、身長が低い選手は俊敏な動きができると思います。
しかし、小学生や中学生のカテゴリーではチームの得点王だったり、華麗なドリブル突破で観ている人が注目する選手だと思います。
それが高校生や大学生、社会人になるとどうでしょうか?
身長が高くて体重が重い選手たちに弾き飛ばされます。
世界のサッカー選手を調べてみると175㎝の選手は小さい方です。180㎝が平均で、190㎝の選手たちがぶつかり合いながらものすごい勢いで走っている。※スタジアムに行くと歓声にかき消されていますが、ぶつかると鈍い音がします。
その中で一緒にサッカーをしたいとなると小学生のうちからダイエットすることや現状のプレーを維持するために身体的な成長をコントロールする必要はないと思います。

 

次に②のことについて
練習試合の後にPK戦をしていただき、一人一回蹴らせてもらいました。
選手たちはゴールを決めるということに集中し、GKとの駆け引きをしていたように見えました。(中には緊張してそうな選手もいました)
普段の練習で、「実行」の部分に焦点を当てた練習はしてこなかったけどみんなGKが取れないような隅を狙って蹴っていました。(中にはゴールのバーを超えるシュートを打つことができていた選手もいた)※PKゴールを決めて笑顔で手を振る仕草をしていた選手を見て私もニッコリしました。
何をお伝えしたいかというと、継続は力なりだなと。普段の練習前に早くグラウンドに来た人はボールをゴールに向かって蹴るという習慣、状況設定がある中でGKと駆け引きしながらシュートを打つ習慣、DFを騙しながらシュートする習慣。
PKシュートを外してしまった人もいるけれど、数ヶ月前まではゴールのバーを超えるシュートを見たことなかったので子供の成長に驚いています。

次に③について
これは試合の中で相手の立ち位置やボール、スペースが変化する中で、「ボール以外のもの」を見て変化に気づく選手が少なかったです。これは心理的なところもあると思います。久しぶりの試合で良いプレーをしたい!良いプレーを見せたい!と意気込んでいたと思います。
サッカーはボールを見る時間を減らしていくことが大切なスポーツだということに気づいて欲しいです。
11v 11、8v8の競技であることから仲間と状況について共有することが多いほどチームは優位になります。相手より優位であるということは自分が良い判断や選択ができていたり、仲間が良いプレーをしていることが多いということです。
「ボールしか見ない」ということはどうやって自分が見ているボールの景色を仲間と共有するのでしょうか?
ボールだけを見るということは自分の目的が良いプレーをしたいということだけです。目的はゴールを奪うこと(そのためにボールを奪うこと)です。
「自分が気づいたことを仲間と共有しよう」ということです。

最後に④について
相手ゴール前では、ワクワクよりソワソワしている選手が多いのではないでしょうか??
この試合での得点シーンから分析すると「、、、」というシーンがありました。
背後への動きだし→良いパスが出る→追いかけてきた相手DFをブロック→GKの位置を確認→シュート。
この一連の流れの中で、パスを受けてからいつでもシュートは打てた、味方へのパスもできた、ドリブルでGKをかわすこともできた、この「、、、」の状況を作れていたことで冷静に左隅へゴロのシュートを打って得点ができたと思います。